世界ランク8位の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)が、1イーグル、6バーディー、1ボギーの64で回り、7アンダーで首位と1打差の3位と好発進した。

ショットが好調で、スタートの10番からチャンスにつけるもバーディーパットが惜しくも決まらない。12番パー4で第2打をピン右2メートルにつけ、この日最初のバーディー。16番でも3メートルを決めバーディーを奪うと、18番パー5で2オンに成功。7メートルのイーグルパットを決め、30の4アンダーで前半を終了。迎えた後半1番でバーディーを奪い5アンダーとすると、3番、4番と連続バーディーで首位と1打差の2位に浮上した。しかし、6番パー4で第2打をグリーン右のラフに打ち込みボギーで6アンダーに後退。それでも、8番パー4でバーディーを奪い、再び7アンダーとして3位に浮上。首位と1打差でホールアウトした。ホールアウト後「今日はすごく落ち着いてプレーできた。ショットでたくさんチャンスにつけられた」と満足そうに話した。このコースは米ツアー参戦1年目の3年前以来だが「今年に入ってリンクスとか(グリーンが)硬いところの風の対応とかが何となくつかめてきた。1年目と印象が変わった」と手応えを口にした。ANAインスピレーション後の期間を利用して、男子ツアーに参戦する小平智と2日間ラウンド、松山英樹とも一緒に練習したという。「ポートランドの週に、テレビで全米オープンを見て、松山さんはグリーン周りのショートゲームがうまいと思ったので、自分はアプローチで悩んでいたので、アプローチの打ち方とかいろいろ教えてもらいすごい参考になった」と話した。来週の全米プロ選手権に向け「来週は少し距離が伸びる分、グリーン周りが少なからず大事になるので、ショートゲームを少し練習していきたい」と話していた。