46位から出た渋野日向子(21=サントリー)は、スタートの10番パー4で8打をたたくなど、76と崩れ通算11オーバー、221で73位と大きく順位を下げた。10番は第1打を左ラフに入れると、ピンをねらった第2打が池ポチャ。4オン4パットと、いきなり9オーバーまで落とした。12番パー4でもボギーをたたき、10オーバー。16番パー5で第3打をピン手前1・5メートルにつけバーディーを奪ったが、18番パー4ではバンカーにつかまりボギー。前半で40をたたき、10オーバーで折り返した。

後半は2番パー4で第2打を再びバンカーに入れボギーとし、11オーバー。その後はバーディーパットは決まらないものの無難なパーを重ねていった。結局後半は1ボギーの36で回り76。後半はショット、パットの修正ができていただけに、序盤の大たたきが悔やまれるラウンドとなった。

ホールアウト後渋野は「悔しいですね。めっちゃ悔しいです。(10番は)もうちょっと何とかなったよなと思うんですけど、やっぱりパッティングが全然ダメ。4パットとか一番最悪なことをしてしまったなと。情けないです」と厳しい表情で話した。出だしで大たたきしたあとの切りかえには「何ホールかかかりましたけど、昨日ほど頭にくることもなかったので、ボーッとしながらですけど、切りかえながらやっていたつもりですけど、なかなか結果につながらなかった」と言う。

ショットは上向いてきたが、やはり課題はパッティング。起伏の大きい広いグリーンの攻略について「すべてが足りないと思わされた1日」と感想を口にした。最終日に向け「この2日間ですべて出し切ったと思うので、明日は悔いの残らない1日にしたいです」と思いを語った。