10月にペアを結成したばかりの福村香名(32=三木)と大村美咲(28=大宝塚)組が初優勝を飾った。7バーディー、1ボギーの66で回り、頂点をつかみ取った。2打差の西下裕美(小野)と宮本奈知(芦屋)組が2位になった。

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雲ひとつない秋晴れの下で、2人の笑顔が輝いた。大村は「自分は1番ホールでOBを2回たたいてしまった。でも、そこから徐々に調子を上げていった」と出だしの不調を乗り越えた。福村は「(大村が)いてくれるという安心感があったので、力を発揮できた」と相棒をたたえた。

それまで4バーディーと積み上げていた後半14番パー4で、2人そろってボギー。だが、仲良しコンビが「どえらいバーディーが入った」と語った16番パー4で、福村が15メートルのパットを沈め、持ち直した。続く17、18番のパー4では大村が連続バーディー。3ホール連続のバーディーで締めくくった。

19年関西女子ミッドアマチュアゴルフ選手権で大村が優勝、福村が2位という実力者。今年の9月に知り合ったばかりだが、お互いアドバイスを送り合い、つかんだ優勝。2人は来年について「ノーボギーで連覇」と力強く誓った。