渋野日向子(22=サントリー)が、1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーでホールアウトした。ホールアウト時点で単独首位に立っている。

前半は4番パー4でバーディーを奪うと、その後はパーを拾い続けた。すると9番パー5、フェアウエーから残り約230ヤードの第2打をグリーンに乗せた。ピンまで距離は残ったが、長い7メートルのパットを沈めてイーグルを奪った。

後半は13番パー5で第3打を1メートル余り、15番パー4で第2打を1・5メートルにつけてバーディーを奪った。17番パー4で初のボギーをたたいたが、18番パー4は2メートルのパットを決めてパーセーブ。ホールアウト時点で2位に1打差の単独首位と好発進した。

ホールアウト直後のインタビューでは「自分でもビックリ。(17番で)ボギーを取った時は、ちょっと安心しました。ハハハッ」と、笑顔で話した。続けて「届くかな、というショットが気持ちで届いてくれた。パッティングも安定していた」と自己評価した。今年は前週の大王製紙エリエール・レディースの5位が最高。「久しぶりの首位で舞い上がってしまいそう」と笑って話したが、前週よりも飛距離が出ている実感など、手応えもあるという。今年の国内ツアー最終戦で、今季初優勝を目指している。