メジャー初挑戦で、今年の国内メジャーで2連勝している原英莉花(21=日本通運)は、1バーディー、6ボギー、3ダブルボギーの83で12オーバーとし、154位と大きく出遅れた。

ジャックラビットコースのインスタートで、出だしの10番パー5でダブルボギー発進した。続く11番パー4もボギーと落とすと、最後まで波に乗れなかった。

ラウンド後の一問一答は次の通り。

-試合を振り返って

原 今日は朝イチから60ヤードから池に入れてしまって、そこからちょっと…、自分の中で立て直せずに…。でもダボを打ってしまったから取り戻したいという思いで狙っていったショットがワナの方にいってしまったり、すごく流れを自分で壊してしまうプレーをしてしまったので、すごく悔しいですけど…。まぁ、今の実力だったらこうなってしまうことを実感した。対策はしてきたけれど、試合になったら違うというのを実感しました。

-流れがつかめないコースですか?

原 そうですね…、難しかったなというのと、もうちょっとやれたでしょう、という…。まぁ、自分で試合を壊してしまったので、本当に反省しかないプレーをしてしまった。

-1つの経験?

原 そうですね。経験という言葉がすごく好きじゃないけど。でも今日に関しては経験というくくりにして、これからの将来に向けて反省をして、次につなげたいという思いが強いです。

-後は上がるだけです

原 そうですね。明日は今日のようなプレーはしないようにしっかりと。1日のプレー、流れを壊さないように楽しんでプレーをしたいと思う。

-60ヤードからのミスショットというのは何が起きた?

原 セカンドショットで自分が思ったよりも右に出てしまって。池越えの60ヤードになってしまって、キャディーさんにグリーンまで行って歩測してもらって、しっかり距離を分かった上で、引っかけだったり、薄かったり…。そういうのをジャッジしないうちに打ち急いでしまったら、ちょっとダフってしまって池に入れてしまった。そこから本当に、えっ? ていう、1回あれ? っていうのを…、やってしまうとなかなか取り戻そうとすると難しいコースだったので、そこを自分の気持ちをコントロールできないまま『ああ、やってしまったなぁ』という感じですね。なんか初心者みたいなコメントですみません…(笑い)」

-そういうことはあります

原 そうですね。思いがあっただけに1つミスショットが尾を引いてしまったというか、冷静になれなかったというのが自分の中ですごく悔しいですし。まぁ、でも仕方ない、という言葉にしたくないですけど、今の自分はこうだったんだなと受け止めるしかない。

-米ツアーに来ることも考えている中で?

原 本当に1つのミスが、日本もそうですけど、大きなミスにしがちなので、私は。そこをどうコントロールしていくかが大事。アプローチのバリエーションの少なさもすごく感じた。いろいろライを見て、浮かんでくるんですけど、自分じゃできないかなというのが多くて。見た目と状況判断。マッチしてこない部分が自信を持って打てない、練習も経験も必要だと思う。ひとことで言うとまだまだ。

-明日は?

原 前向きに。コンディションも難しくなると思うし。でも1つ1つを大事に、大事にし過ぎて引きずるんではなくて、プレー中も前向きに頭をフル活用して頑張りたい。

-グリーン周りは難しい?

原 難しかったですね。ショットが良い感じになってきたなという中だったので、ピンを狙いがちだったり、もっとセンターを狙っていかないといけなかったのにそこに脳が行く前にピンを見てしまった。そこはマネジメントが浅はかだった。

-セーターが米国の国旗です

原 赤はあんまり得意じゃないんですけど、アメリカの…、せっかくだから着てきたんですけど、何にも言えないけど、みんなにかわいいって言ってもらいました。うれしかったです。