日本人初のメジャー2勝目を目指す渋野日向子(22=サントリー)は前半9ホールを終えて、同組で回るエーミー・オルソン(米国)と並び、通算2アンダーの首位に立っている。

バーディーなし、2ボギーの38。通算イーブンパーで3位のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、高真栄、金阿林(ともに韓国)とは2打差。

順延による1日遅れ、最終組の大トリで最終ラウンドをスタートした。11年大会以来、9年ぶりの月曜日決戦。1番パー4はティーショットを右ラフに入れると、第2打もグリーンを外した。それでも下り傾斜の途中で止まり、池への落下は免れパーセーブ。2番パー4、左ラフからの第2打は木の枝に当てて急降下した。ほとんど前に進まず、ラフからも脱出できず、1打損した格好でボギーを先行させた。

だが、1打差2位のオルソンも、このホールをボギーとして単独首位。3番でパーをキープすると、連続ボギーのオルソンとは2打の差がついた。

その後も5番パー5の第3打、80ヤード足らずのアプローチをミスし、大きくグリーンをオーバーするなどショットは安定感を欠いた。一方で4番パー3、15メートルの第2打を50センチに寄せ、5番パー5、2・5メートルのパーパットを危なげなく決めるなど、好調なパットでパーを拾い、序盤6ホールは単独首位を守っていた。

だが7番パー4で、2メートルのパーパットを決めきれず2つ目のボギーをたたき、オルソンに並ばれた。

9番パー5では、第3打をグリーン手前のバンカーに入れるピンチだったが、パーを拾って同じくパーのオルソンと並び、首位で前半を終えた。