17日から開幕する米女子ゴルフツアーの今年最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」(17日~20日・米フロリダ州)に出場する畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)が同日までにWOWOWのインタビューに応じ、大会にかける意気込みなどを語った。

畑岡は同大会について「ここに来るまで長かったですが、楽しみにしていた試合の1つなので頑張りたい」と力を込めた。前週はテキサス州ヒューストンで全米女子オープンを戦い、23位。連戦による移動等の疲労もあるというが「何とか復活させて残り4日間頑張りたい。パッティングが今、一番の鍵かなと思っています」と話した。

同大会は高額賞金であることも有名。コロナ禍で昨年から40万ドル減額されたが今年も優勝賞金は1億円超えの110万ドル(約1億1400万円)となっている。昨年は1億円を手にしたら「家を買いたい」と口にしていた畑岡だが、今年は無心で臨むことを強調し「この試合も本当にビッグトーナメントになってきた。そういう意味でも本当に楽しみなんですけれど、今年は何も考えてないですね、はい」と冷静に口にした。

今季は出場11試合でトップ10入り5回と、最高峰の舞台で安定した成績を残してきた。それでも今季はまだ未勝利。「最終戦を勝って終われれば一番気持ちいいんじゃないかなと思っています」。最高の形での今年の締めくくりを誓った。