九州運動記者クラブのゴルフ分科会が昨年活躍した九州・沖縄出身の選手を表彰する「グリーンハット賞」の表彰式が7日、福岡市博多区の九州ゴルフ連盟で行われた。

プロの部は、昨年10月の国内男子ゴルフツアーで2年ぶり2度目の国内メジャー優勝の快挙を果たした鹿児島県出身の稲森佑貴(26=国際スポーツ振興協会)が、2年ぶり2回目の受賞となった。アマは該当者なし。

昨年2月に結婚した同郷の中学の後輩、妻美穂さん(25)を連れて表彰式に臨み、国内メジャー全制覇を目標に掲げた。現在、賞金ランクは暫定1位だが「賞金王を目指したいがメジャーのタイトルにこだわっている。日本プロやツアー選手権など日本というタイトルがつく大会は全部勝ちたい」。コースが最もタフで伝統と歴史を持つ大会の優勝にこだわった。

今年は、全英オープンに2度目の出場予定で「全英も控えているので、それに向けてしっかり準備をして上位争いができれば」と気合。コロナ禍、日本オープンの優勝を妻の目の前で届けられなかった。昨年12月に予定していた披露宴も1年延期だが、妻の支えをモチベーションにさらなる高みを目指す。【菊川光一】