アウトコースから99位で出た今年初戦の石川遼(29=CASIO)は、1バーディー、5ボギーの74とスコアを4つ落とし、通算4オーバー、144の133位で予選落ちした。

出だしの1番パー4で4メートルのパーパットを決められず、ボギー発進となった。6番パー4もボギーとし、2つ落として折り返すと、後半も出だしの10番パー4でボギー。悪い流れを止められず、ともにパー4の13、14番は連続ボギーをたたいた。最終18番パー5で、最初で最後のバーディー。7・5メートルのイーグルパットこそ決められなかったが、1メートル余りに寄せて奪った。

石川の一問一答は次の通り。

-残念な結果に終わった

「予選は落ちたので残念だけど、次の試合に向けてやるべきことも、まぁいつもあるけど、結構はっきりとしてきたし、今年この試合からスタートしたってことで、すごく今年1年も頑張っていきたい」

-パットもショットもなかなか修正できないでいたが、どのへんが苦しかったですか?

「まだ1打1打とか、今日1日振り返るような、なんかそういう細かいミスってよりは、やるべきことって言うか、やらなければいけないことが結構あるので、それにしっかりフォーカスしてって感じで、試合で結果を出すためにはたくさん修正していかなければいけない部分はあるけど、それを見据えながら今年徐々にやっていければいいなと思う」

-今週は見えて来た?

「週替わりでやるべきことが変わる、微調整の状態じゃないので。大きな器の中で1試合ずつ戦って行く。自分の受け皿を広く持っておくのが大事。成績にはとらわれずにやりたい。こういう時期にはメンタル的なバランスを保って行かないといけないと思う。今週は残念だったし悔しいけど、その気持ちを抑えて次に向かって行きたい。

-18番の2つはいいショット

「そうですね。ドローボールの精度を上げていくことにとりくんでいる。18番はしっかり右に出してドローを打っていかないといけないし、左から風も来ていた。1球できれば2球目にもつながる。ダウンスイングのプレーンをだいぶ変えている。結果だけ見るともうダメ、みたいな感じだけど、自分と近い人しか気づけないところがあるので」

-セカンドもドロー

「左のバンカーだけは入れたくなかったので。右に出してドローがかかれば良いかなと。結果は最高でした。まだまだ途中なので、もどかしい気持ちあるし、応援してくれる人には心配はかけてしまう、結果だけみると、でも僕は元気なんで、大丈夫です(笑い)。今週はロング、ミドルパットはなかなか入らなかったけれど、一番取り組んでいるのはショートパッなので、そこはよかった。

-次の試合までは

「もしかしたら1カ月、2カ月と試合がないかもしれない。これからキャンプとかも考えたい。こういう時期なので、やり方、場所も考えないと行けない。自分の置かれた環境の中でできることはある」

-他のスポーツに比べてゴルフはかなり恵まれている。アメリカはNBAとか感染者が増えている

「そうですよね。ゴルフの持っている良さ、この時期だからゴルフは安全に楽しもうと思えば可能性も広がる。日本もゴルフ界がどう考えてコントロールしていくか。アメリカのPGAツアーはうまくやっているからこうやって試合がつづいている」

-今年は日本の試合は?

「もう読めないですね。冬が終わってどうなっているか予想は誰もできない。増えた状態で春を迎えたらどうするか、4月の開幕のこととか想定して考えて。理想はギャラリーを入れて試合ができること。それはPGAツアーも考えているだろうけど、なかなか」

-選手会のミーティングは?

「それは当然。まあでも選手も試合に携わっている一部なので、みんなで試合を成功させるためにしっかり話し合いたい」