国内女子ゴルフツアーの21年初戦ダイキン・オーキッド・レディース(3月4-7日、沖縄・琉球GC)の大会概要が17日、発表された。ただし「有観客開催」か「無観客開催」かは未定で、最終判断は新型コロナウイルスの感染状況を見極めた上で開催前週の22日以降に下す予定。大会開幕直前まで持ち越される可能性もある。

同ツアーは新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年は当初予定の37戦中14戦のみで、すべて無観客開催だった。同大会も昨年はツアー制施行の88年にスタート以来初の中止となったが、主催者ダイキン工業(本社・大阪市)と大会を公認する日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は観客を入れての開催に意欲を見せており、入場者を「沖縄在住者」に限定し、人数を制限する“条件付き有観客”なども視野に入れている。

現在も緊急事態宣言が10都府県で続き、全国的なコロナ禍はいまだ予断を許さない。同ツアーも第2戦明治安田生命レディース(12~14日、高知・土佐CC)第3戦Tポイント×ENEOSトーナメント(19~21日、鹿児島・高牧CC)がすでに無観客開催を決めた。しかし、ダイキン・オーキッド・レディースは沖縄県、那覇市、南城市など開催自治体の感染状況、意向を踏まえた上で、決断をギリギリまで遅らせる。