ツアー初優勝を目指す武尾咲希(26=GOLF5)が、6バーディー、1ボギーの67で回り、5アンダーで安田祐香とともに終了時点で首位に立った。10番からスタートした前半を3バーディー、1ボギーの34で回ると、後半は3番から3連続バーディー。「ショットがとても良く、2メートル以内のバーディーチャンスにたくさんついてくれた。そこが良かった」と好スタートの第1日を振り返った。

東北の福島県出身で「この1週間、(東日本大震災の)ニュースを見て、震災のことを思い返すことがすごく多かった。私も一緒に頑張ろうと思った」と話す。震災時は、福島県立会津学鳳高校の1年だった。高校の体育館が被災者の避難場所となったが「大変な思いをされた方を見ていたが、自分にできることはなく、もどかしい気持ちだった」。そこから10年たち、プロゴルファーになった。「今は、私のプレーを通して元気になってもらうことができるし、元気になってほしい」という思いを胸にプレーする。

昨年1年は、成績も残せず、60台で回ったこともなかったという。東日本大震災から10年。節目の年に早々と巡ってきたチャンスを前に「自分のプレーに集中して、いいゴルフができたら。今年の目標は初優勝を挙げること」と決意を話した。