ツアー2勝の堀奈津佳(28=サニクリーン)が、18年4月スタジオアリス女子オープン以来3年11カ月ぶりの予選通過を確実にした。

イーブンパーの38位スタートから1バーディー、3ボギーの74で通算2オーバー。ホールアウト時点で39位だった。

堀奈は予選通過を「本当に、多分何年ぶりとかだと思うので素直にうれしいです。明日もう1日、ゴルフできることがうれしい」と声を弾ませた。13年にツアー2勝したが、大スランプに陥り、18年4月スタジオアリス前の予選通過も、15年7月サマンサタバサレディース以来2年7カ月ぶりだった。

「ここ数年、ドライバーもアイアンもショットがブレていたんですが、このオフは手応えを感じるものがあった。だから、今日のような(強風の)難しい状況でも、スコアをまとめられたと思います」。

スイング指導に定評がある井上透コーチに師事し、約2年。この日は井上コーチにキャディーを頼み、コースマネジメントに気をつけてのラウンドだった。

妹琴音(25)も18年からスランプに陥ったが、前週ダイキン・オーキッド・レディースで、19年4月スタジオアリス以来の予選通過を決めた。

「このオフは妹と一緒に合宿や、ともに過ごす時間が多かった。頑張る姿がうれしかったし、先週、喜んでいる姿もうれしかったです」。

現在、1アンダーでプレー中の琴音も予選通過すれば、18年スタジオアリス以来の姉妹通過。トンネルの出口が少し見えてきた。【加藤裕一】