41位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、6バーディー、ボギーなしの66と好スコアで回り、6つ伸ばして通算11アンダー、205で23位に浮上した。

首位のリディア・コ(ニュージーランド)とは10打差。優勝争いからは離されたが、予選落ちした2週前の前戦ANAインスピレーションからは復調し、最終日は上位進出を目指す。

出だしの1番から、3連続バーディーと絶好のスタートを切った。ダブルボギー発進だった、第2ラウンドとは対照的。1番パー5は第3打のアプローチを50センチ、2番パー4も第2打を2メートルに寄せるなどショットが好調。3番パー4では4メートルのバーディーパットを沈めるなど、グリーン上でも粘った。

後半最初の10番パー4も、第2打を2・5メートルにつけてバーディーを奪い、さらにスコアを伸ばした。14番パー5、さらに最終18番パー4でも2メートルにつけてバーディーを重ねた。

ホールアウト後は「全体としてノーボギーで回れたのはすごいうれしい」と、笑顔で振り返った。フェアウエーキープ率は92・9%、パーオン率は77・8%、総パット数26と、いずれも高水準の数値を残し、手応えを感じている様子。今年は決勝ラウンドで失速することが多かっただけに「なかなか、この流れで(最終日を)迎えることがなかったので、すごく明日も楽しみ。明日も最初から自分のやるべきことをしっかりとやり通して、いい位置で終えられるように頑張りたい」と、上位フィニッシュへ意欲を見せていた。