日本ゴルフツアー機構(JGTO)は17日、出場選手に新型コロナウイルス陽性者が出て同日の第3日を中止としていた国内男子ツアー、東建ホームメイト・カップ(三重・東建多度CC名古屋)について、18日に18ホールのみで最終ラウンドを実施すると発表した。当初の4日間72ホール競技から3日間54ホール競技へと短縮されることになる。

今年の国内男子初戦となった同大会は15日から4日間の日程で開幕。16日の第2ラウンドを体調不良で棄権した金庚泰(34=新韓銀行)の新型コロナウイルス陽性が判明したため、JGTOが同日の同ラウンド終了後に17日の第3ラウンド中止を発表。会場の消毒作業などを行い、その後の開催方式については未定としていた。

16日の発表では、金のコロナ感染のほか、保健所から同選手と行動を共にしていた帯同キャディーと出場選手の朴銀信(30=フリー)が濃厚接触者に認定されたと明かされた。第2ラウンド実施中に濃厚接触者と認定された朴は13ホール目まで消化後に棄権に。金は15日の第1ラウンドをプレーしていたため、同組だった香妻陣一朗と時松隆光、2人の帯同キャディーの計4人は濃厚接触者に準ずる者として第2ラウンド後にPCR検査へ向かうなど対応に追われた。

JGTOはこの日の発表で濃厚接触者とされた金の帯同キャディーと朴がPCR検査で陰性だったことも明かし、両名とも体調は良好だが、会場内への立ち入りは禁止するとした。

大会は第2ラウンドで金谷拓実(22=フリー)が通算10アンダー、132で単独トップに立っており、1打差の2位で木下稜介(29=ハートランド)、2打差の3位でアマチュアの中島啓太(20=日体大)が追う展開となっている。競技は18日午前7時半開始で、賞金は規定により、支払い、ランキング加算ともに75パーセントとなるという。