楽天は29日、女子ゴルフで今年の国内ツアー8戦4勝をあげている稲見萌寧(21=都築電気)とスポンサー契約を結んだと発表した。同社がプロゴルファーとスポンサー契約を結ぶのは初めて。

稲見は同社を通じ「世界中のトップチームやトップアスリートをサポートしておられる楽天とのご縁は私にとって非常に名誉なことです。コロナ禍、さまざまな場面において我慢する生活が続いており、多くの人々が大変な生活を過ごされていると思います。非常に心強いサポートが新たに加わり、さらなる高みを目指して気持ち新たに頑張っていきたいと思います」などとコメントした。

18年にプロテストに合格した稲見はここまで約3年で6度の優勝を果たしている。今年に入ってはここまで8試合で4勝をあげるなど、強さをみせている。楽天はこれまでも、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスやサッカー、Jリーグのヴィッセル神戸の運営などを行っているほか、海外ではスペインのサッカー、リーガエスパニョーラの名門バルセロナや、米プロバスケットボールNBAのゴールデンステート・ウォリアーズとパートナーシップを結ぶなど、国内外問わずスポーツ界で積極的な取り組みをみせている。

同社は稲見との契約について「今回、新たなスターとしてプロゴルフ界を盛り上げる稲見選手の力強いプレースタイルに共感し、スポンサー契約に至りました」と説明。稲見は今後、楽天のロゴが入ったキャップなどを着用するほか、国内最大級のゴルフ場予約サイト「楽天GORA」が提供するゴルファー向けのコンテンツへの参画や、インターネット・ショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」など楽天グループが展開する幅広いサービスのマーケティング活動に協力していくという。