女子ゴルフの横峯さくら(35=エプソン)が、第1子出産から4カ月足らずで、国内ツアーに復帰することになった。

8日、インスタグラムを更新し、今月27日開幕のリゾートトラスト・レディース(愛知・セントクリークGC)に、主催者推薦で出場することを発表した。

インスタグラムでは同大会への出場が決まり、関係者への感謝を述べるとともに「出産後の復帰戦が決まり、とてもワクワクしています。飛距離も戻り、身体的にもいい状態です」とつづった。

横峯は2月4日に第1子となる男児を出産した。当初は8月か9月ごろの復帰を目指すとしていたが、大幅に前倒しとなった。インスタグラムでは、復帰戦が決まるまでの経過も報告。「医師から産後3週間たって『少しずつ運動していいですよ』と言われ、恐る恐る運動を始めてみたら、なんと腹筋が1回もできなかったのは衝撃でした。まずは骨盤など身体の状態を良くしないと、けがしてしまうような感じ。そこから2カ月間は理学療法士さんに『姿勢』に特化したトレーニングをしていただきました。おかげさまで大きなトラブルなくゴルフの練習に移行することができました」とつづった。

さらに「産後最初のスイングが怖かった。妊娠前は230ヤードだったドライバーのキャリーが、180ヤードぐらいまで落ちていたので『これは先が長いな』と感じたことを思い出します。今は飛距離も戻り、試合の準備は整いました」と続けた。昨年11月のTOTOジャパンクラシックに、キャディーを務めた夫の森川陽太郎さんとともに、妊娠7カ月の“親子3人”で出場して話題となった。それからわずか半年間で出産、そして「準備は整いました」と、万全を強調する中でツアー復帰することになった。

「子育てはかなり体力を使いますが、子どもが日々スクスクと成長してくれる姿は、それ以上にいっぱいパワーをくれます。試合でいい結果を出せるよう、残りの期間も頑張っていきたいと思います」と、さらに万全の準備で復帰戦に臨みたい考えだ。