国内女子ゴルフツアーの20-21年シーズンの第12戦中京テレビ・ブリヂストンレディースは21日、愛知・中京GC石野C(6486ヤード、パー72)で開幕する。アマ世界一決定戦のオーガスタナショナル女子アマ優勝後、初のツアー競技出場となる梶谷翼(17=滝川二3年)は20日、会見を行い、今年は米ツアー出場権をかけたQT(クオリファイ・トーナメント)挑戦を見送り、11月予定の日本女子プロゴルフ協会のプロテストに挑戦すると明かした。

梶谷は「将来は米ツアーに、という気持ちは変わりませんが、今年の(米ツアー)QTは日程的に厳しいので、日本のプロテストを受けてプロになろうと考えています」と話した。

オーガスタナショナル女子アマ優勝で出場権を得た全米女子オープン(6月3日開幕)には28日に出発。その後の大きな目標が全英女子オープン(8月19日開幕)になり、日程が重なる米ツアーQT1次(8月16~22日)を見送るという。

今大会は国内ツアー出場13戦目。過去に予選通過は18、19、20年の日本女子オープンだけ、予選落ち9回と好結果を残せていない。

「(オーガスタで)優勝したのは事実だけど、実力はまだまだ足りないと思う。気持ちもまだまだ弱いです」

オーガスタナショナル女子アマ後の1カ月半は2週間の自主隔離もあり“凱旋(がいせん)試合”だった関西女子アマ(12~14日)は4位に終わった。「練習不足が不安ですが、出場する以上、それは言い訳にしかならない。予選は絶対通りたいし、ローアマもとりたいです」と話した。