76回もの歴史を誇る全米女子オープンが、最終日の18ホールを終え、畑岡奈紗と笹生優花による日本勢によるプレーオフに突入し、笹生が畑岡を振り切り、優勝した。

「家族にまず最初にありがとうと言いたい」と言葉を詰まらせて泣き、「日本とフィリピンのファンにお礼を言いたい」と、流ちょうな英語で、直後のインタビューに応じた。

日本女子のメジャー制覇は77年全米女子プロの樋口久子、19年AIG全英女子オープンの渋野日向子に次いで3人目。

優勝賞金は100万ドル、約1億1000万円。

★優勝アラカルト

◆日本人2人目のUSGA(全米ゴルフ協会)競技優勝者 過去に服部道子(85年全米女子アマ)。

◆全米女子オープン今後10年の出場権獲得

◆米ツアーシード獲得 LPGA(全米女子プロゴルフ協会)メンバー(いわゆる米ツアー選手)ならメジャー優勝で5年シード取得だが、笹生はノンメンバーのため、メンバー登録をすれば1年間のシードを得る。