日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の20年度最終プロテストが21日から4日間、茨城・静ヒルズCC(6337ヤード、パー72)で行われる。昨年実施予定だったが、コロナ禍で延期されたもので、2次テストを突破した選手ら105人が出場し、上位20位タイまでが合格となる。20日は公式練習が行われた。

今春のオーガスタナショナル女子アマに出場したミレニアム世代の上野菜々子(20=フリー)はこの日、リモート会見に出席。今回が2度目の挑戦で「段々、緊張してきました」と心境を語った。

テストが延期された期間を使い、肉体改造に着手。まずダイエットで昨年10月から約3カ月かけ、体重を7~8キロ落とし、その後に筋力アップに取り組んだ。スイングスピードがアップ、ドライバーなどの飛距離が約10ヤードは伸びたという。

ツアー出場16戦。18年大王製紙エリエール7位。19年にはメジャー・全米女子オープンにも出場した。渋野日向子らを育てた青木翔コーチに師事しており、今回は「体調管理はしっかり。コロナだけにはかかってくれるな」と言われ、送り出された。

ジュニアで多くの経験を積んだ実力派は「パー4で確実にバーディーを取っていきたい。自分らしくできれば、スコアはまとまると思う。緊張はするでしょうけど、自分としっかり向き合って4日間プレーしたい」と抱負を語った。