インから出た渋野日向子(22=サントリー)は前半9ホールを終え、6つスコアを落として通算8オーバーで折り返した。

前半終了時点で70位となっている。3ホール目の12番で1メートルのパットを沈めてバーディーを奪うと、14番をボギーとしたが16番で再びバーディーを奪ってスコアを伸ばした。

しかし、8ホール目の17番パー3で試練が訪れる。143ヤードの池越えのホールでティーショットがグリーンの縁に当たって跳ね返り池ポチャ。打ち直しのショットも次々と池へ落とすと苦笑いを浮かべながら首をひねり、9打目となったショットでグリーンへ。ピンまで1・5メートルにつけて一発で決めたが、このホールだけで10打をたたき、大きくスコアを崩すことになった。

渋野は同ラウンド前に帯同キャディーが前日25日の検査で無症状ながら新型コロナウイルスの陽性が判明。渋野は陰性でLPGA(全米女子プロゴルフ協会)のメディカルディレクターの指示のもとで毎日検査を受けていることから、急きょハウスキャディーを帯同してプレーするアクシデントにも見舞われていた。