36位から出た小祝さくら(23=ニトリ)は、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算4アンダー、212でホールアウトした。ホールアウト時点で11位となっている。

2番パー4でボギーが先行したが、3番パー5でバウンスバックして波に乗った。3番は残り55ヤードからの第3打を1メートルにピタリ。出身の北海道でのツアー初優勝を後押しする、大歓声に後押しされ、これを難なく決めた。その後はボギーなしで回りきり、終わってみれば4つ伸ばしてホールアウト。3つ落とした前日第2ラウンドの借りを返して余りある好スコアをマークした。

前日のホールアウト後はショット練習でスイングを確認したが、車で約40分の北広島市の実家に戻ってからは「普通に、何も変わらない日常でした」と、焦ることなくこの日を迎えた。ホールアウト時点で首位と5打差で、プロ10戦目で地元優勝を狙う今大会も残すは最終ラウンドのみ。「5、6打差まではチャンスはある。たくさんバーディーを取って(地元ファンを)盛り上げられたらいいなと思います」。まだまだ逆転優勝をあきらめていない。