今大会から約3カ月ぶりに日本ツアーに復帰する渋野日向子(22=サントリー)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算1アンダーで第1ラウンドを終えた。ホールアウト時点で45位につけている。

序盤の2番で約6メートルを沈めて初バーディーを奪うと、5番パー3ではピン左1・5メートルにつける絶妙なショットで2つ目のバーディー。続く6番でも約6メートルの難しいパットを決めて連続バーディーとしてスコアを伸ばした。

後半はパーセーブを続けていたが、最終18番で約60センチのパットがカップに蹴られ、2つ目のボギーをたたいてホールアウト。苦笑いを浮かべながらボールを拾ったが、ファンらの声援には笑顔で頭を下げ、コースをあとにした。渋野はこの日、東京オリンピック(五輪)代表の稲見萌寧(21=都築電気)、前回大会覇者で賞金ランキング1位の小祝さくら(23=ニトリ)と同じ注目組に入っていた。有観客開催のため、多くのギャラリーが朝の練習からプレーを見守り、バーディーを取る度に「ナイス!」「よし!」などという声とともに大きな拍手も送られた。渋野も「ありがとうございます」と笑顔で応じながらプレーを進めた。

同組で回った稲見は4バーディー、ボギーなしの68でホールアウト時点で通算4アンダーで9位。小祝は1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの通算5オーバーと苦しみ、113位となっている。