海外遠征から帰国3戦目の渋野日向子(22=サントリー)が3アンダー、69でホールアウトした。午前組のインスタートで3バーディー、ボギーなし。16番パー4で残り119ヤードを9アイアンで奥3メートルにつけ、初バーディー、4番パー5はピンまで残り243ヤードを3番ウッドで2オンさせて2パット、7番パー5は残り59ヤードの第3打を2メートルにつけてバーディーを奪った。

「ティーショットもセカンドショットも安定していて、ボギーを打つようなゴルフではなかった。ノーボギーはすごくうれしいです」。東京オリンピックのテレビ観戦に熱を入れているが、この日は午前7時55分スタートだったため、前夜は午後10時に寝て、午前4時起き。大好きなソフトボールでエース上野由岐子と上野の両親の掛け合いがオンエアされると聞いて探したが、見つけることができず寝てしまったとか。「YouTubeで見なくちゃ」と苦笑いだ。

今大会はプロキャディーでなくハウスキャディーを起用する。今大会開催コースで行われた18年最終QT前、知人を通じて練習ラウンドなどでお世話になった人に再びお願いした。第2ラウンドは午後組。「今日は朝早かったけど、明日が不安ですね」。猛暑を警戒しつつも調子の良さもあり、笑顔は消えなかった。