東京オリンピック(五輪)女子ゴルフで銀メダルを獲得した稲見萌寧(22=都築電気)が12日、24年パリ五輪出場に厳しい見方を示した。

13日から始まるNEC軽井沢72を前に会見。東京大会のリベンジをパリで目指すか問われると「ちょっといろいろなことを考えて、少し厳しいかな。今後も国内ツアーを主戦場としてやるのには、厳しい」と話した。

稲見は銀メダルで報奨金と5年シード権を獲得した。台頭著しい若手の多くが米ツアー進出を目指すが、稲見は国内志向。「あまり海外とか考えていない。日本主体で頑張りたい。5年シードはめちゃくちゃうれしかった。銀メダルより、そっちの方がうれしかった」と世界ランキングのポイント獲得で不利な国内ツアーで戦っていく意向だ。今後の目標を「まだ達成していない国内メジャー優勝と、早めに2ケタ優勝したい」と明確に話した。