プロ6年目の芦沢宗臣(ひろたか、26=田辺CC)は、今年プロテストに受かった女子プロの松本珠利(21)をキャディーに初優勝を目指す。

同じ田辺CC所属で、芦沢からオファーを出した。松本のプロデビュー戦が、城陽CC開催のステップアップツアー・京都レディース(11月17~19日)でもあり「彼女もいいイメージを作れたら」。グリーン上のライン読みも2人で行う。「微妙なラインは、切れるのが左右別の時が多いんですが、その場合は真っすぐ、真ん中に打ちます」と笑った。

7月の国内メジャー日本プロ選手権は予選ラウンドを1位タイで折り返し、決勝ラウンドで崩れて58位に終わった。「そこはあまり聞かないでほしいんですが…」と言い「今日は3日目と自分に言い聞かせて、いいプレーができた。それでも、後半はちょっとシビれて」と苦笑いする。

城陽CCは京田辺市にある自宅から車で15分、同大時代に4年間、キャディーのバイトをした。堂々たるご当地プロは「知ってるからと言って、得意じゃない。難しいコース。ただ、知ってることが役立ってはいると思う」と地の利を自分に言い聞かせた。