首位から出た98年度生まれの「黄金世代」の勝みなみ(23=明治安田生命)が6バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算14アンダー、270で5月のリゾートトラスト・レディース以来となる約4カ月ぶりの自身通算6勝目を挙げた。悲願の国内メジャー初制覇。宮里藍、諸見里しのぶに続く史上3人目の日本ジュニア、日本女子アマ、日本女子オープンローアマに続く4冠達成の偉業も成し遂げた。

勝は「まさか4日間とも60台で回れるとは思っていませんでした。ピン位置も難しかったりしましたが、攻略できたかなと思います。まだまだシーズン終わっていないので、今後も優勝できるように頑張りたいなと思います」と喜びを語った。

2位は最終組で勝と回った西郷真央(19=大東建託)と上田桃子(35=ZOZO)で6打差の通算8アンダー、276。西郷は今年だけで5度目の2位で、10月8日に20歳の誕生日を控える中での10代最後の優勝はならなかった。

渋野日向子(22=サントリー)は73と落とし、通算2アンダー、282で5位。3週連続優勝を狙った西村優菜(21=スターツ)も75と伸ばせず通算3アンダー、281の4位。前回大会覇者の原英莉花(22=日本通運)は69と伸ばし、通算1オーバー、285で11位に入った。

大会は台風接近の影響による悪天候で1日の第2ラウンドが順延となっており、4日の予備日を利用して予定通り4日間72ホールで行われた。

◆日本ゴルフ協会(JGA)主催大会 通常、国内女子ツアーは日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公認大会が大半を占めるが、日本女子オープンはJGAが主催する年間唯一の公式競技で、4つある国内メジャーの1つ。JGAは日本ジュニア、日本女子アマも主催している。

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