渋野日向子（22＝サントリー）がプレーオフの末に逆転で、19年11月の大王製紙エリエール・レディース以来、686日ぶりの復活優勝を果たした。正規の18ホールは首位と2打差の5位から出て、6バーディー、2ボギーの68。通算10アンダー、206で、木村彩子、ペ・ソンウ（韓国）、アマチュアの佐藤心結と並んだ。4人で争われたプレーオフを制し、日米通算6勝目を挙げた。


優勝トロフィーを手に笑顔を見せる渋野（撮影・鈴木正人）
優勝トロフィーを手に笑顔を見せる渋野（撮影・鈴木正人）
優勝し涙ぐむ渋野（撮影・鈴木正人）
優勝し涙ぐむ渋野（撮影・鈴木正人）
表彰式前、笑顔を見せる渋野（左）と佐藤（撮影・鈴木正人）
表彰式前、笑顔を見せる渋野（左）と佐藤（撮影・鈴木正人）
優勝し笑顔を見せる渋野（撮影・鈴木正人）
優勝し笑顔を見せる渋野（撮影・鈴木正人）

プレーオフ


ホール1818　　　　　　　
パ　ー５５　　　　　　　
渋　野○○　　　　　　　
佐　藤○・　　　　　　　
木　村・－　　　　　　　
ペ・ソンウ○・　　　　　　　

※・はパー、○はバーディー、◎はイーグル、△はボギー、□はダブルボギー

2ホール目　18番536ヤード、パー5

ペ、佐藤、渋野による3人が再び18番でプレーオフ。

3打目でペ、渋野は1・5メートルにつける。佐藤のショットはピン直撃。はねて3メートルで止まる。

佐藤はバーディーパットを外す。渋野は入れてバーディー。この時点で佐藤は脱落。ペも外して、この瞬間、渋野の1年11カ月ぶりの優勝が決まる。

優勝し涙ぐむ渋野（撮影・鈴木正人）
優勝し涙ぐむ渋野（撮影・鈴木正人）
優勝し涙ぐむ渋野（撮影・鈴木正人）
優勝し涙ぐむ渋野（撮影・鈴木正人）
優勝しぺ・ソンウ（手前）と抱き合う渋野（撮影・鈴木正人）
優勝しぺ・ソンウ（手前）と抱き合う渋野（撮影・鈴木正人）

1ホール目　18番536ヤード、パー5

10アンダーで並んだ佐藤心結、木村彩子、ペソンウ、渋野日向子の4人によるプレーオフ。

渋野がベタピンにつけてバーディー、佐藤も1メートルにつけてバーディー、ペはグリーンオーバーもチップインバーディー。木村だけがバーディーを取れず脱落。

3人によるプレーオフへ。


最終日　イン3337ヤード＝パー36


ホール101112131415161718計
パ　ー３５４４４４３４５36
渋　野△○・○○△○・○33

※・はパー、○はバーディー、◎はイーグル、△はボギー、□はダブルボギー

18番536ヤード、パー5

バーディーで最終ホールで首位に並ぶ

17番380ヤード、パー4

パー

16番144ヤード、パー3

バーディーで再び一打差の2位に浮上

15番365ヤード、パー4

ボギーで2打差の8アンダーに後退

15番、ティーショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
15番、ティーショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）

14番398ヤード、パー4

連続バーディーで首位と1打差2位に浮上

14番、セカンドショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
14番、セカンドショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）

13番399ヤード、パー4

バーディーで2打差の5位に浮上

13番、キャディーにパターを渡す渋野（撮影・鈴木正人）
13番、キャディーにパターを渡す渋野（撮影・鈴木正人）

12番418ヤード、パー4

パー

11番510ヤード、パー5

バーディー

11番、アプローチショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
11番、アプローチショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
11番、アプローチショット後、疲れた表情を見せる渋野（撮影・鈴木正人）
11番、アプローチショット後、疲れた表情を見せる渋野（撮影・鈴木正人）

10番187ヤード、パー3

ティーショットは左ラフ。ピンまで約30ヤードの第2打を寄せられず、この日最初のボギー。スタート時点の6アンダーに後退。


最終日　アウト3255ヤード＝パー36


ホール１２３４５６７８９計
パ　ー４４５３４３４５４36
渋　野・・・・・・・○・35

※・はパー、○はバーディー、◎はイーグル、△はボギー、□はダブルボギー

9番407ヤード、パー4

ティーショットはフェアウエー左サイド。第2打はピン手前4メートル。下り傾斜の難しいバーディーパットは、そっと打って30センチ届かず。タップインパー。前半は1つ伸ばして通算7アンダー。首位の佐藤心結と3打差の7位で折り返す。

8番485ヤード、パー5

ティーショットは右ラフ。第2打はグリーン手前のバンカーへ。バンカーからの第3打を70センチにピタリと寄せて、ようやく最初のバーディー。通算7アンダー。

8番、バンカーショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
8番、バンカーショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）

7番370ヤード、パー4

ティーショットはフェアウエー右サイド。第2打はピン手前8メートル。バーディーパットは40センチ届かず、タップインパー。

7番、セカンドショット後、険しい表情を見せる渋野（撮影・鈴木正人）
7番、セカンドショット後、険しい表情を見せる渋野（撮影・鈴木正人）

6番183ヤード、パー3

前の組が終了するまで、10分近く待った後のティーショットは、ピン手前7メートル。バーディーパットは1メートル近くオーバーしたが、返しのパットを決めてパー。

6番、コースを見る渋野（撮影・鈴木正人）
6番、コースを見る渋野（撮影・鈴木正人）

5番411ヤード、パー4

ティーショットはフェアウエー左サイド。第2打をピン右3メートルにつけるも、またもバーディーパットを決められずパー。

5番、パットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
5番、パットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）

4番172ヤード、パー3

ティーショットはグリーンからわずかにこぼれるも、ピン奥3メートルのカラーで止まる。バーディーチャンスも、第2打はカラーではねてカップにわずかに届かず、4ホール連続でパー。

3番487ヤード、パー5

この日初めてティーショットがフェアウエーをとらえる。2オン狙いの第2打はグリーン手前のバンカーへ。打った直後に肩を落とす。バンカーからの第3打を2・5メートルに寄せたが、バーディーパットはカップ左を通過。パー。

3番、ティーショット前、笑顔を見せる渋野（撮影・鈴木正人）
3番、ティーショット前、笑顔を見せる渋野（撮影・鈴木正人）
3番、ティーショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
3番、ティーショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）

2番380ヤード、パー4

ティーショットは右ラフ。第2打をグリーンに乗せるも、ピン手前右15メートルと距離を残す。バーディーパットは50センチ届かなかったがパー。

2番、セカンドショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）
2番、セカンドショットを放つ渋野（撮影・鈴木正人）

1番360ヤード、パー4

同組は西村優菜、西郷真央。ティーショット直前に、2人のキャディーと談笑するなど堅さはない様子。第1、2ラウンドの暑さはなく、小雨の降ったりやんだりする中、ティーショットは、フェアウエーを少し外した右ラフ。第2打はピン左2・5メートル。バーディーパットはわずかに右でパー発進。

1番、ラインを読む渋野（撮影・鈴木正人）
1番、ラインを読む渋野（撮影・鈴木正人）