女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が14日、2週連続優勝を狙う富士通レディース(10月15~17日、千葉・東急セブンハンドレッドC)の開幕前日会見を行い、初出場となる大会への抱負を語った。主な一問一答は以下の通り。

-どんなプレーをしたいか?

渋野 やることは変わらず、目の前の1打に集中して悔いを残さないように戦いたい。ちょっとずつドライバーも振れてきてはいるので、春から変わってきているところを見てほしいかな。

-2週連続優勝もかかる

渋野 何も考えていません。2年前は優勝した翌週は変なプレッシャーがかかったりしていましたが、今はそんなに変わっていない。まずは予選通過して決勝ラウンドに臨むことですかね。2週連続優勝はめちゃくちゃ難しいことだと思っています。でもやってのけている人がいるので、その言葉が浮かんできているかもしれないですけど、特に考えてないです。いつも通りです。

-自信はついている?

渋野 そうなのかもしれないし、無観客だからなのかもしれないし、久しぶりだからかもしれないです。

-優勝後の反響は?

渋野 ちょっとうれしいなっていう書き方をしてくれていたのは、稲見萌寧のインスタグラムのストーリー。「あなたが一番似合う場所」って書いてくれていたのが、結構、私的にはドキッとしたというか。そういう書き方をしてくれていたのはうれしいかなと思います。あとは(実家で)一緒に住んでいる、おばあちゃんが「最近(優勝を祝う)お花が届かないから寂しいわあ」って言っているのを思い出して。優勝すると実家にお花が届いたりするので、今回、届いたお花の写真を送ってもらいました。おばあちゃんも喜んでいると聞いたので、うれしかったです。

-約2年ぶりの優勝をどう感じたか?

渋野 今までのどの優勝もうれしかったですが、初優勝や全英(女子オープン)の優勝だったりに比べると、すごく考えることの多い優勝だったかなと思うので。私の中では一番感慨深い出来事だったかなという感じです。

-ゴルフへのモチベーションや考え方は変わったか?

渋野 この優勝で何かが変わることは全くないですけど、だからといって調子に乗るとかもないですし、ちょっとやっぱり自信にはつながるなと思うぐらいで。やるべきことは変わらないですし、今やるべきことを継続していくだけかなと思います。

-米国へのツアー予選会へ向けて(優勝者らが出場できる)国内最終戦のツアー選手権リコー杯前に渡米予定だったが、同大会への出場権を得たことで今後の予定に変化は?

渋野 今のところ(渡米を遅らせて)リコー杯に出るか出ないかはちょっと考え中です。