木下稜介(30=ハートランド)が通算11アンダーで3位に入り、賞金1183万円を獲得。今季獲得賞金が1億34万4647円となり“大台”を突破、15位に終わったC・キムを抜き、賞金ランク1位に再浮上した。

「1位に返り咲いたのはうれしいけど、まだまだです。残り試合で1勝はしないと賞金王は無理と思っていますから」

この日は4位から出て、3バーディー、3ボギーのパープレー。前日夜からこの日午前中までの雨もあって、グッと冷え込み、雨上がり後は風も強まった。「難しさは感じました。でも、風は全英での経験もあってうまく対応できたと思う。ただ、もう少しバーディーが欲しかったです」と振り返った。

21日から日本開催の米ツアー・ZOZO選手権(千葉・習志野CC)に出場する。「一発というか…狙っています。日本のコースだからチャンスはある。優勝目指して頑張ります」。一発が来れば、将来的に心に決めている米ツアー参戦がかなう。「最近は少し疲れがあるから、しっかり休んで」と言うものの、賞金王争い、米ツアー競技出場とモチベーションは下がる暇がない。