松山英樹(29=LEXUS)が4月のマスターズ以来となる米ツアー7勝目を挙げ、公式会見で喜びを語った。

-米ツアー7勝目を挙げ、フェデックスランキングも3位に浮上しました

松山 やっぱりここで優勝することは1つの目標でもあったので、すごくうれしいです。マスターズで勝った後ここで優勝している2年前のタイガー・ウッズみたいにボクもここで勝てて良かったなと思います。

-トリンゲールとのすごい接戦で一時は2位のときもあったが、今回優勝は自信になりましたか

松山 状態が本当に良くなかったので、その中で自分に勝機があるとしたら、ギャラリーの多くの方がボクを応援してくれているというのが1番の強みだと思ったので、それをうまく自分の力に変えることができたかなと思っています。

-シーズンの早い段階で勝つことの重要性は

松山 フェデックスポイントを稼ぐことも大事だし、優勝することも大事だと思うんで。マスターズまで3年半空いたあとで、半年空きましたけど、すぐこうやって結果出すことができて本当にうれしいなと思いました。

-日本の応援が力になったとおっしゃいましたが、逆に優勝の期待の中、プレッシャーをうまく乗り越えられたと思いますか

松山 上位にいるのは日本人でボクしかいなかったし、そのプレッシャーは正直ありましたけど、うまくいい方向に変わってくれた感じです。

-マスターズ前と比べて状態が良くなかった

松山 毎日毎日練習場で見てもらっている人は分かると思いますが、フォームが散らかっていますし、勝てる人の練習場のあれ(状態)じゃない。でも、コースに出たら、たくさんの応援の声もあって、いい意味でプレッシャーをギャラリーから「ここに打っていけ」というような感じで受けて、その中でいい方向に変えられました。

-ここで優勝して大きな歴史をつくったと思いますか

松山 日本での開催は簡単ではなかったと思いますが、こうやって開催されて、その中で日本人のボクが勝つというのは、すごく意味のあることだと思います。

-優勝したマスターズでも黄色いシャツを着ていました

松山 黄色は好きな色なんで。今日はたまたま白のパンツに合わせるのに、紺にするか黄色にするか。毎回迷うんですけど、うまくいった方かな。

-今日は状態が悪いと言っていましたが、マスターズを10とするとどれくらい

松山 2か3ぐらい。結果としては7か8ぐらいにいけたと。残りの5とか上がった要因は、応援してくれたたくさんの人のおかげ。これだけ変わるんだと正直、思った。

-逆転されたときはどう思った

松山 別に自分が特にいいプレーをしていなかったので、抜かれることを想定して、そこからいいプレーをしないと勝てないと思っていた。11番でバーディーを取れたので良かった。

-今回の勝利は自分のキャリアの中でどれぐらい重要か

松山 アジア人の最多(勝利)がK・J・チョイさん(韓国)の8勝で、丸山茂樹さんから早く抜いてくれとずっと言われていて、そこをみていましたので、チョイさんに並ぶことが早くできるように頑張りたいと思います。