第2ラウンドが終了し、3位から出た稲見萌寧が64のビッグスコアをマークして首位に立った。

8バーディー、ボギーなしで、通算10アンダー、134。1番パー4でバーディー発進すると、5~7番と12~14番で2度の3連続バーディー。最終18番パー4もバーディーで締める理想的な流れで、8つ伸ばした。

首位から出た上田桃子は1イーグル、7バーディー、2ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい展開ながら5つ伸ばして67で回り、9アンダーで1打差の2位となった。14位から出て65で回った山下美夢有が6アンダーで4位。上田と並ぶ首位から出た青木瀬令奈は5アンダーで、金沢志奈と並んで4位に後退した。西郷真央、森田遥、勝みなみの3人が、4アンダーの6位で追う展開となった。

今季賞金ランキングで、現在1位の稲見を約397万円差で追う同2位の古江彩佳は、1アンダーで13位となった。賞金ランキング3位の小祝さくらは、11オーバーで84位に終わり、予選落ちが決まった。今大会で賞金ゼロが確定し、小祝の賞金女王の可能性は消滅した。同4位の西村優菜は5オーバーの59位で、60位タイまでの予選通過ラインを辛うじて超えた。ただし、今季残り3戦で賞金女王となるには、今大会で稲見と古江よりも順位を上回る必要があり、極めて難しい状況に変わりはない。

渋野日向子は、ツアー通算50勝の不動裕理と初めて同組で回ったが、67位で予選落ちに終わった。17番パー3をボギー、18番パー4をダブルボギーと、上がり2ホールで3つ落とし、カットラインに1打足りなかった。2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算6オーバー、150。今大会最終日翌日の15日の誕生日を前に、22歳最後の大会は苦い結果に終わった。

 

<渋野と初めて同組で回った通算50勝の不動>(渋野は)テレビで見るよりも近くで見た方が、スイングにキレがあって、見ていて気持ちがいいプレーをするなと思った。ティーショットは“あの辺”じゃなくて、点で狙っていると感じた。アグレッシブに攻めるゴルフが、最近の若い選手は多いんじゃないかなと思う。

 

<通算11オーバーの84位で予選落ちした小祝>2日間でバーディーが1つしかなく、ものすごく長く感じた1週間。(賞金女王の可能性消滅は)最初から、それは分かっていたので、今になってショックはない。実力なので…。受け止めて、しっかりと頑張りたい。

 

<1つ伸ばすも11位から13位に後退の古江>ショットが悪かったので、練習して直せたら。バーディーが少なかった分、最後に取りたいと思っていたので(18番で)取れたのはよかった。