黄金世代の原英莉花(22=日本通運)が通算17アンダーで、20-21年シーズン3勝目を挙げた。

後続に2打差をつけて首位スタートから68をマーク。同組の柏原明日架(25)と首位で並んで迎えた終盤17番パー5でイーグルを奪い、勝負を決めた。19年のツアー初優勝から3年連続優勝となった。

最終18番ではウイニングパットの前から、あふれる涙を何度もぬぐった。一方、表彰式では、ピンクのジャケットを贈られると笑顔を見せた。

会場での優勝あいさつでは「2021年、私はものすごくいろいろもがいて、悩んで、本当にたくさんの方に助けをいただいて、ここまで来られました」と周囲の支えに感謝した。「またこれからも、その、あの、その、ごめんなさい。ハハハ。その…」と、1年ぶりと久々の優勝あいさつに戸惑ったのか、言葉に詰まってしまう場面もあった。

「ここまできて学んだことは、自分に自信を持つことだと思ってます。弱気になりそうな時が多いんですけど、自信を持って、勝ちにこだわって、またここで皆様に感謝を述べられるように頑張ります。ありがとうございました」と、観客に感謝した。