古江彩佳らミレニアム世代の実力者、安田祐香(20=NEC)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算イーブンとして20位で来季前半戦の出場権を獲得した。

前半6番でボギーが先行したが、9番から3連続など5つのバーディーで盛り返した。ファイナルQTは2年前にプロテスト合格後に出場し2位になって以来。「2年前は2位で通過したので最初はあまり緊張していなかったが、ギリギリのラインで久しぶりに緊張感の中でプレーできたので、しっかり集中できて良かった」と振り返った。

昨年、今年と首を痛め、今年は10試合ほど欠場。古江や西村優菜、吉田優利らと並び優勝の期待も大きかったが、なかなか結果が出ずシード権も獲得できなかった。同期の活躍に「すごくいい刺激がもらえる存在。今は離されてしまっているかなと思うが、やるべきことをしっかりやって、また追いつけたら」と話していた。

◆QT(クオリファイング・トーナメント=予選会) 賞金シード権を持たない選手に翌年度のツアー優先出場順位を決める大会。第1、ファイナルの2ステージで行われ、今QTの30位ぐらいまでが前半戦のほぼすべての試合の出場権を得られる。35~40位ぐらいまでもある程度の試合に出場できる。ファイナル出場資格は第1ステージからの進出者や、今季シード権を獲得できなかった選手、プロテスト1位合格者、下部ツアー優勝者や同ツアー賞金ランク上位などで、今回の出場者は96人。