首位に2打差の単独2位でスタートした松山英樹(29=LEXUS)が同じ最終組、首位で出たラッセル・ヘンリー(米国)とのデッドヒートを制し、米ツアー通算8勝目を手にした。

松山は最終日を63で回った。最終18番パー5でバーディーを奪い、パーだった首位のヘンリーに並んだ。通算23アンダーの2人よるプレーオフを制した。

 

1983年大会(当時はハワイアンオープン)で青木功(79)が18番で逆転Vイーグルを決め、優勝して以来の日本人Vとなる。

 

日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、青木功会長の以下のコメントを発表した。

 

 

松山英樹選手、PGAツアー8勝目おめでとうございます。

昨年4月にマスターズトーナメントで優勝した後、7月の東京オリンピックに出場して大健闘し、さらに10月のZOZO CHAMPIONSHIPで優勝、そして今回の優勝と、ますますその強さに磨きがかかり、風格漂うプレーぶりと佇まいは、まさにメジャーチャンピオンに相応しい堂々としたもので、感心いたします。

特に、最終日のバックナインに入る時点で5打差がありながらも72ホール目で追いつき、そしてプレーオフの末の逆転優勝ということで、諦めずに追いかける姿に大変感動したと同時に、たくさんの勇気と元気をもらいました。

今回優勝された開催コースのワイアラエカントリークラブは過去に優勝した経験があり、当時の自分に重ね合わせて今大会を見させてもらっていました。

そういった意味でも、今回の松山選手の優勝は、私にとっても大変感慨深いものです。

今後、どれだけ優勝するのか、どこまで強くなるのか、そんなことを思わせる今回の優勝だったと思います。今後の益々の活躍を期待しています。

一般社団法人日本ゴルフツアー機構 会長 青木功