第1日に96位と出遅れた松山英樹(29=LEXUS)は1イーグル、6バーディー、3ボギーの67で回り、通算5アンダーに伸ばし、35位に浮上した。前日は左足負傷の影響でなかなかスコアを伸ばせなかったが、この日は前半から猛チャージ。スタートの10番パー5でいきなりバーディーを奪うと、14番パー4はグリーン手前からチップインバーディー。さらに15番パー4では10メートル以上の長いパットを決め波に乗った。さらに16番パー4、17番パー5と4連続バーディー。18番でボギーをたたくも、32で折り返した。

後半は4番パー4で2個目のボギーをたたいたが、続く5番パー5では2オンからイーグル。6番パー4でボギーとするが、最終9番パー5で2オンからイーグルパットをピン20センチに寄せ楽々バーディー。スコアを5つ伸ばし、5アンダーで96位から35位に順位を上げ決勝ラウンドに進んだ。

「あんまり良くなかったが(14番の)チップイン、(15番の)ロングパットが入ってくれて、それがきっかけになって流れに乗れました」と振り返った。それでもショットに関しては「最悪とはいいたくないが、そんな感じ」と納得はしていない。9年連続出場となったこの大会は、19年に3位になったこともある。13アンダーで首位のA・シェンク、J・トーマス、J・ラームと8打差で迎える決勝ラウンドに向け「差はあると思うが、伸ばせれば、このコースなのでいい争いができると思うので、そこを目指して頑張りたい」と決意を語った。