男子ゴルフでツアー最多94勝のレジェンド、尾崎将司(75=I・S・T)が、日本女子ゴルフ界について「レベルが高い。昔と全然レベルが違う」と評価した。

12日、千葉市で「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション supported by ISPS HANDA」を開催。終了後に取材に応じた。

米国を主戦場とする笹生優花が21年全米女子オープンで優勝。原英莉花は昨年11月に国内ツアー4勝目を挙げるなど、愛弟子が国内外で活躍している。尾崎は「世界が近くなってきている。それなりのパワーがいるが、女子は230ヤードから250ヤードと、20ヤード距離が伸びている」と分析。さらに「女子は子供のころからプロを目指す数が全然違う。あれだけ稼いで脚光を浴びて、試合数がある。親も夢を見るんじゃない」と環境の変化も指摘した。

一方、男子については「石川遼、松山英樹以降、出てないよね。残念だよね。まぁ、あの試合数じゃな」と寂しそうに言った。また「女子は黙々と練習する。男はちょっと…」と、男女で練習量の差もあると独自に分析。原ら愛弟子たちが結果を出した理由について「どうやって戦っていくか分かっている。それなりのトレーニング、練習をしないといけない。用意周到でないと。上にいく人間はそういうことができている」との見解を示した