国内女子ゴルフツアー開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースの練習ラウンドが1日、沖縄・琉球GC(6590ヤード、パー72)で始まった。昨季賞金ランク8位の原英莉花(23=NIPPON EXPRESS HD)はハーフの練習ラウンド後、会見に出席。ヘルニアによる腰痛に悩み、オフには手術を考えたことを明かした。

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原はオフに関する質問を受け、自ら「手術するかしないか、という感じで」と手術を回避したことを打ち明けて「例年より打ち込まず、腰をよくするためのケアなどに時間を割きました」と話した。同様に腰痛に苦しむ師匠の尾崎将司に「腰は昨年よりは良さそうだな。徐々に(状態を)上げていけばいい」とアドバイスをもらったという。現状については「大丈夫です。ダメになるまでしっかりやろうというか、割り切れている。それほどナーバスではない」と説明した。

体調と付き合いながらのシーズンになる。スイングは捻転差を意識していたが、スタンスを狭め、腹筋などの体幹を意識したものへ。今季からクラブ契約はフリーとなり、アイアンはミズノ社、どの他ドライバーはキャロウェイ社から用具提供を受ける。「自分の体に合ったもの」で戦う。

昨年は断念した米女子ツアー予選会挑戦、海外メジャーのスポット参戦も状況次第で見極めていく。

そんな中、今季もボールに言葉をプリントした。20年の「get the chance」昨年の「venture」(挑戦)に次いで、今季は「KING」だ。契約ウエアメーカー・パーリーゲイツとのコラボ企画でデザインされたロゴにピンと来て、いただいた。「昨年は冒険しすぎた感じなんで…。今年は戦うことを楽しみたい」。不安はあるが、表情は明るい。できる限りの範囲の中で、強さを求めて戦っていく。