上久保実咲(奈良・奈良育英高2年)が2アンダー70で回り、混戦を抜け出して通算イーブンパーの144で優勝を飾った。2位争いは、清本美波(愛知・誉高2年)がバーディーなしながら75でこらえ、通算4オーバー148で2位となり、上久保とともに世界ジュニアの代表を射止めた。

「今日はパターがすごく入って、5バーディーが取れた」と、強風でスコアを崩す選手が多い中での快スコアだった。「風は元々苦手だったんですけど、最近の試合で風の中でやることが多い。それまでは風が吹いたら10ヤード(増減)みたいな感じだったのが、今回は1番手上げてハーフショットで強く打つとか、柔軟に対応できた」と振り返った。

清本は目まぐるしく変わる2位争いを制した。「一緒に回った実咲ちゃんがいい刺激になりました。ノーバーディーのゴルフは悔しいですけど、代表になれたのはうれしい」と、粘りのゴルフを見せた。

世界ジュニアに「初めてなので、楽しみにしています。海外の選手はフィジカルが強いイメージがあるので、私もトレーニングをして、上位に行けるように頑張りたい」と上久保。2017年9-10歳の部に出場経験のある清本は「自分もトレーニングに取り組んでいるので、世界ジュニアで周りの選手と比べてみたい」と話していた。

(注)所属は4月以降の進学校、新学年で表記