女子ゴルフの今季の国内メジャー初戦、ワールド・サロンパス・カップ(5~8日)に向けて、上田桃子(35=ZOZO)が3日、会場の茨城GC西コースで調整した。年間4大会ある国内メジャーは、今大会が通算50度目の挑戦。国内通算17勝を挙げているが、国内メジャーは未勝利とあって「バチバチ優勝は意識している」と、力強く語った。
これまで女子の国内メジャー初勝利までに、最も試合数を要したのは、01年の島袋美幸で42試合だった。上田が国内メジャーで初優勝すれば、これを更新することになる。「50試合なんだというのに自分でもビックリ。50回出ていても優勝できたことがないというのは、あらためて自分への挑戦。メジャーを勝たないといけないんだろうな、という思いからメジャーを勝ちたいという思いに変わった。『別にメジャーに勝ったからといって』という言い訳というか、そこに向き合わない弱さもあった」。だからもそ今大会は、国内メジャーで勝ちたい思いを前面に打ち出して臨んでいるという。
その心境に達したのは、実は最近だ。「メジャーを勝ちたいと思ったのが、今シーズンのオフ。本当に(3月に)開幕するちょっと前だった。それまでは『メジャー勝ちたいな』ぐらいだった。でも知り合いと会話する中で、自分の本心としても勝ちたいんだなと気付けた。それを思ってからは、自分が本当にしたいことだから、そのまま、自分の気持ちに自然に向かっていってもいいんじゃないかと思えた」。そして今季初優勝を飾った、1カ月前の富士フイルム・スタジオアリス女子で、その思いがさらに増幅した。
今大会は茨城GCで行われているが、東西どちらのコースを使うかは開催年によって異なる。今年の西コースは18年以来、4年ぶり。ただ、西コースでは11年、最終的には4位だったが、最終日を首位から出るなど良い印象が残っている。2週間前のフジサンケイ・レディースは急性胃腸炎で欠場という、アクシデントに見舞われ「誤算です」と話した。ただし「誤算はあっても対処はできている」と続けた。勝ちたい試合、本当にほしいタイトルから目を背けず、言い訳もしない。50度目の挑戦にして到達した境地。上田が、退路を断って悲願のタイトルを目指す。

