ミレニアム世代の安田祐香(21=NEC)が首位と6打差2位で最終日を迎える。山下と同じ最終組で3打差3位からスタート。

出だしから2度のベタピンショットを含む3連続バーディーを奪い、7番終了時には山下と2打差に詰め寄ったが、9番以降が1バーディー、3ボギーと70にとどまった。

「前半の最後(9番)からティーショットが左に曲がってきて。でも、安全にプレーできたのは良かったです」

1学年下の山下とは同じ関西出身で、ジュニアから地区強化合宿などを一緒に過ごすなど仲がいい。「今日の山下さんは、すごいなと思うショットがたくさんあって、負けないようなショットを打たないと」と気合の入った1日だった。

最終日も山下と同じ最終組で回る。懸案のドライバーショットは上昇気配で、フェアウエーキープが1Rの6度、2Rの4度から3Rは11度までアップした。「優勝を目指すより、目の前の目標をクリアしたい」と言いつつ、自分の考える逆転圏内を問われて「8打差ぐらいなら全然」。頭の隅で猛チャージのイメージを残しながら、山下に少しでも重圧をかけていく。