2週連続優勝のかかる渡辺彩香(28=大東建託)がOBにめげず、2アンダー、70の好発進を決めた。

渋野、稲見と同じ組で、大ギャラリーが見守る中、ハーフターン後の1番パー4(400ヤード)でドライバーショットをOB、ダブルボギーをたたいた。

「今日も(1番で)OBを打ってしまったけど、ブレずにドライバーを振り続けた。先週から取り組んでいることで、それが思い切りのいいプレーにつながったと思います」

前週のほけんの窓口レディース最終日の8番パー4でも、ドライバーショットのOBからダボを打った。それでも「自分の持ち味である思い切りの良さに徹する」という決意を貫き、優勝を手にした。

豪快なショットと大ミスが同居するスタイルを「もともとそういう選手」と割り切り、今を戦う。1番を除き「ショットはすごく安定している。(3バーディーを奪った)インではチャンスを多く作れました」。OBは“小さなこと”ではないが、ミスで自分のスタイルを失わないように。

今大会の冠スポンサー、ブリヂストンと用具使用契約を結ぶホステスプロは「優勝争いがしたい。明日も1日集中して、楽しみな週末を迎えたいです」と話した。

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