今季のメジャー第2戦が開幕し、日本人初のメジャー2勝目を目指す松山英樹(30=LEXUS)は、1バーディー、3ボギーの72で回り、2オーバーでホールアウトした。現地時間午前7時38分と早いスタートで、半数以上がホールアウトしていないが、ホールアウト時点で43位。15ホールを終えて5アンダーで首位に立つ、ロリー・マキロイ(英国)とは7打差となっている。

松山はインコースから出て、出だしの10番パー4をパー発進した。ティーショットをフェアウエーに運ぶと、第2打をピン右5・5メートルへ。バーディーこそ奪えなかったが、1メートル足らずのパットを決めた。その後の3ホールもパーを並べたが、14番パー3でボギーが先行した。ティーショットはグリーンを超え、第2打を2メートルに寄せたがパーパットを外した。それでも15番パー4でバウンスバック。ピンまで141ヤード、フェアウエーからの第2打を、1・5メートルにつけて最初のバーディーを奪った。

勢いに乗りたかったが、直後の16番パー4で再びボギーが先行した。ティーショットを右ラフに入れ、第2打をグリーン奥のバンカーに入れて3オン。3メートルのパーパットを外した。17、18番はパーとし、1つ落として折り返した。

後半は我慢の展開が続き、6ホール連続パー、前半の17番から合わせると8ホール連続でパーを並べた。だが7番パー4でボギー。グリーン奥のラフからの第3打を2メートルにつけたが、パーパットを外した。そのまま後半はバーディーがなくホールアウトした。

開幕2日前の17日の練習ラウンド後に明かした、首痛を抱えてのラウンド。18日はインコースの9ホールを回った後、ショットやパット、アプローチとフルメニューの練習をこなしていた。

ホールアウト後は「いいショットも1回もなかったですし、いいパットも1回もなかった」と、悔しさをにじませた。「ちょっとイライラし過ぎてコメントが見つからないです」と苦笑する場面もあり、納得とは程遠い様子だった。第2ラウンドに向けては「もうちょっとショットを安定させないと苦しい戦いになると思う。パットも、悪くはないと思うので、もう少しだけ良くなるようにしたい」と、立て直しを誓った。

今大会、日本人は他に木下稜介、星野陸也、稲森佑貴、金谷拓実、香妻陣一朗の5人も出場している。またタイガー・ウッズ(米国)は、交通事故による右脚の大ケガから復帰2戦目。昨年大会をメジャー最年長の50歳で制したフィル・ミケルソン(米国)は出場しない。