64位から出た星野陸也(26=興和)が、この日12人しかいないアンダーパーの69で回り、36位に浮上した。4バーディー、3ボギーと1つ伸ばし、通算3オーバー、213で第3ラウンドを終えた。

6人が出場した日本勢で、予選を通過したのは松山英樹と2人だけ。スタート時点では並んでいた松山が2つ落とし、6オーバーの55位となったため、日本人最上位で最終日を迎えることになった。

前半は苦しい展開だった。3番パー4で、ティーショットを右ラフに入れるなどして、4オン1パットでボギーが先行。直後の4番パー4で、4メートルのパットを決めて最初のバーディーを奪ったが、6、7番で連続ボギーをたたいた。2つ落として折り返した。

だが後半は3バーディー、ボギーなしと息を吹き返した。11番パー3で、ティーショットを1・5メートルにつけて、後半最初のバーディー。13番パー5は、第3打を2メートル余りにつけ、15番パー4は第2打を60センチ余りにつけてバーディーを重ねた。

ホールアウト後は「自分でも『よく頑張ったな』と思います。前半はアプローチミスのボギーがあったので、そこは反省点。後半は、しっかりとチャンスを決められた。トータルで考えたら、本当によかったなと思います」と、自己評価した。最終日に向けて「さらに上に、順位をどんどん伸ばしていきたい。上位に入りたい。今日よりもいいスコアで、ホールアウトできるように頑張りたい」と、充実した表情で話していた。