米国女子ツアーのバンクオブホープ・マッチプレーに、日本勢で唯一出場する古江彩佳(21=富士通)が、開幕前日の24日(日本時間25日)、会場の米ネバダ州ラスベガスのシャドークリークGCで最終調整を行った。

大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ「マッチプレーは、すごくメンタル勝負のところがあると思うので、気を緩めないで頑張っていきたいです」と、プロでは初となる、1対1で対戦する大会出場へ、力強く答えた。

マッチプレー大会の出場は、アマチュア時代に「数回」と、経験は少ない。米女子ツアーとしても、マッチプレー大会の開催は4年ぶりとなる。4人1組の総当たりで争うグループリーグの第10組に組分けされ(全16組)、古江は同組では世界ランキング最上位の27位。25日の第1日は、今季のツアー出場権を懸けた昨年末の最終予選会で、ともに上位で争ったルッサンブシャール(フランス)と対戦する。

前週はツアーの試合そのものがなく、オフとなったが「ゴルフの練習に行ったり、何もしない日があったりという感じでした」と話し、心身ともにリフレッシュできたという。そんな中で、ストロークプレーで争う普段とは違う試合にも「楽しいです。違う緊張感が好きですね。スコアではないところが面白いなと思います。攻めるプレーができて、自分のプレーができたらいいなと思います」と、意欲的に話した。

今季のメジャー第2戦、全米女子オープン(6月2日開幕、米ノースカロライナ州)を翌週に控え、勢いをつけたい大会でもある。それでも「自分が取れるところとか、セーブできるところは、しっかり自分のプレーでやっていきたい」と力説。今季全試合で予選通過(1試合は予選落ちなしの大会)のこれまでと同様、正確なショットを武器に戦うスタイルを、変えるつもりはないことを強調していた。