ツアー5勝の星野陸也(26=興和)が単独首位に浮上し、地元での今季初Vに王手をかけた。

首位に3打差の6位で出て、1イーグル、5バーディー、1ボギーの65とこの日ベストスコアで回り、通算11アンダー、202。過去の逃げ切りV率は100%。絶対的な勝率を持つ星野を、プロ3年目の岩崎亜久竜(あぐり)が2打差の2位で追う。前年覇者の木下稜介は8打差の19位と順位を下げた。

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星野は体調が良くない中、スコアを伸ばした。日没サスペンデットとなった第2ラウンド(R)の残り3ホールを終え、第3Rへ。2番パー5でイーグル発進。「勢いがついた」。スコアを伸ばし、18番パー4は約4メートルのパットを沈めてバーディー締め。自宅から10分の地元。優勝したかのような大歓声が起きた。「今日はパターが入ってくれた」と手応えを口にした。

午前4時に起床。練習後、再び自宅に戻った。仮眠前後も含め、母が作る朝食を3回食べた。「帰国後おなかの調子が良くなく、ずっとおかゆを食べている。梅、サケ、卵の3種類ローテ。細かく少しずつ食べています」。全米プロ選手権、全米オープン予選会後、先週木曜に帰国した。「疲れが抜けてきたし、自宅から通える利点もある」。体の調子も戻りつつある。

会場コースでオフの練習ラウンドを行う。「絶対に他の人より知っている」と自信を持つ。今季は国内出場全5戦でトップ10入り。「早く1勝したい。地元だし、いろんなことも掛かっている」。首位で迎えた過去4回の最終日最終組ではすべて逃げ切った。21年ダイヤモンド・カップ以来、1年ぶりの優勝へ条件はそろった。【近藤由美子】