プロ6年目の比嘉一貴(27=フリー)がメジャー初制覇となるツアー通算4勝目を逆転で飾った。3打差の3位で出て、2イーグル、2バーディー、2ボギーの67をマーク。通算12アンダー、272で2位に1打差をつけた。4月の関西オープンに続く今季2勝目。賞金ランキングで上位に入ることで、7月14日開幕の全英オープンの出場権も獲得した。

最終18番で第2打をピン2メートルにぴたりとつけて勝負を決めた。緊張のあまりアドレスを仕切り直した。優勝を決めるバーディーパットを流し込むと、ガッツポーズで喜びを爆発させた。

優勝後のインタビューでは「本当にうれしいです。星野選手の地元ということで応援が多くてさみしい思いもしました。でも後半はその大応援団が味方してくれたように感じました。応援ありがとうございました」と喜んだ。

2番、15番とパー5でイーグルを決めて、首位に並んだ。最終18番のスタート前には通算11アンダーで3人が並ぶ大混戦だった。「気合を入れてプレーしました。2イーグルは大きかったですね。最後は緊張しました。汗がすごかった。実はこのコースを苦手にしていましたが、こんなにうまくいくとは。宍戸ヒルズ大好きです(笑い)」。

全英オープンの出場権も獲得し、「この優勝で海外にも挑戦できる」と今後を見据えた。