2週連続優勝に挑む稲見萌寧(22=Rakuten)が首位と4打差4位で決勝ラウンドに進んだ。

風が強まった午後組で3バーディー、1ボギーの70をマークし、通算6アンダーとした。

「午後だったのでグリーンでスパイク跡とか結構あって、長いパットの時は出だしから跳ねたり。ピン位置も傾斜の手前とか難しい位置に切ってあって、ワンピン(2・5メートル)とかにつけても打ち切れなくて」

コースに対する印象を「得意という訳じゃないけど、スコアが出る」と不思議そうに語っていたが「なぜか今日わかりました。(アドレスで)立ちにくいホールが多いんだって」と説明した。

集中力を研ぎ澄ました18ホールを振り返って、厳しさを感じさせる言葉を並べたが、口調や表情はとても明るい。「やっぱり優勝して、心の余裕とかがあるんですかね」-。前週、今季14戦目にしてやっと手にした勝利で、取り戻した自信は大きい。残り2日。昨季の絶対女王が、優勝争いのキーマンになる。