55位から出た野村敏京(29)が、ベストスコアに並ぶ65をマークして14位に浮上した。8バーディー、1ボギーで7つ伸ばし、通算10アンダー、206。18アンダーに伸ばして首位に立ったネリー・コルダ(米国)とは8打差となった。出場3戦目の今季は、4月のロッテ選手権の48位が最高。1打差の11アンダーで9位に5人が並んでおり、今季最高順位はもちろん、19年4月のロッテ選手権9位以来3季ぶりとなる、米ツアーのトップ10入りも、射程にとらえた。

前半は5番パー3で最初のバーディーを奪うと、7、8番を連続バーディーとした。9番パー4で、この日唯一のボギーをたたき、2つ伸ばして折り返した。

すると後半に入って爆発した。10番パー5で5メートルのパットを沈めて伸ばすと、バーディーラッシュに突入。12番パー4は第2打を70センチ、14番パー5は第3打を1・5メートルにつけるなど、ショットもさえた。17番パー4は難しいラインのパットを、18番パー5は長いパットを沈めて連続バーディー締め。18番のパットを沈めた際には、観衆から大歓声が起き、力強く右手でガッツポーズ。満面の笑みを見せていた。