ツアールーキーの佐藤心結(18=ニトリ)が8アンダー、2ボギーの66で回り、首位に2打差の3位につけた。

1番パー5で、残り110ヤードからの第3打を約3メートルにつけてバーディー発進。2番パー4では、グリーン奥カラーからのバーディーパットが2メートルショート。返しのパットが入らずボギー。3番パー4で約3メートルのバーディーパットを沈めて、バウンスバックに成功した。

9番パー3で3メートルのパットが入らずボギーとしたが、10番パー4で約5メートルのバーディーパットを沈めてこの日2回目のバウンスバックに成功。波に乗り、12番パー4と13番パー3、17番パー4と18番パー5で、2連続バーディーが2回。後半は5つスコアを伸ばす猛チャージだった。「ティーショットがカギと思っていた。フェアウエーを外したのは3回だけ。ミドルホールですべておけたのが、スコアにつながった」と分析した。

ボギーを打った後の切り替えも早かった。「ショットが全然悪くなかった。ボギーを打っても、ショットでピンそばにつけてバーディーを取ろうと、すぐに切り替えられた」。前週は優勝争いに加わり、自己最高位5位に入った。「最終日最終組で優勝できず悔しかったが、次の試合を頑張ろうと、切り替えは結構早くできていた。調子は全然悪くなくて、いい流れできていた」。好調をキープしている。

今季7戦連続予選落ちしたこともあったが、試合を重ねていく中で、自信も持てるようになった。マネジメントも「冷静に判断できるようになった」と手応えを感じている。これまでスコアを伸ばせなかった要因を「無理にピンを狙ったり、いちかばちかみたいなマネジメントをしていたことがあった」と分析。さらに「クラブを決める時、前は悩んで時間がかかっていた。今は直感というか、信じてすぐにクラブを決められている。自信を持って打てている」と明かした。

前週は優勝を逃したが、得たものは大きい。「ここぞという場面で決められないと流れを作れないとすごく感じた」。同組で優勝した西村優菜のパッティングも勉強になった。「きれいなストロークですべて入りそうに打っていた。体の軸がぶれない。参考になりました。もっとパターがうまくなりたいと思った」と刺激を受けたようだ。

第2ラウンドに向けては「明日は風が吹く予報で、今日のようにうまくいかないと思う。耐えるゴルフになると思う。準備しておきたい」と意気込んだ。

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