メジャー初制覇を目指す畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は通算1アンダー、首位に10打差で決勝ラウンド進出を決めた。この日は首位と7打差6位から出て、4バーディー、4ボギーのパープレー、72だった。

前半11番で80センチのパーパットをカップにけられ、ボギーが先行したが、14番で2メートルを決めてバーディー。17番パー4はフェアウエーをとらえた第1打がディボット跡に入る不運があり、第2打がバンカーにつかまってボギー。後半4番から8番まではバーディー、ボギーが交互に続いた。実測245ヤードの8番パー4はドライバーでピン左8メートルへ1オンに成功、イーグルトライを外して天を仰いだが、粘り強くバウンスバックをつなげた。

畑岡は「グリーンが柔らかかったので、もっとピンに絡むショットを打ちたかった。バーディーが多かったけど、ボギーの多いのがもったいなかったです」という。

ショットは「まだ多少のブレがあり探り探りです」と言い、パットも「昨日の雨でグリーンが荒れていて、もっと転がりのいい球を打たないと」と反省は口にするものの、自身に期待できる手応えができてきた。

「トップとかなり差が開いてしまったんで、残り2日、かなりビッグスコアを出さないといけないので頑張ります」。悲願のメジャータイトルへ、まだまだ意欲十分だった。

【スコア】全米女子プロゴルフ選手権・第2日スコア>>